自分の人生を引き受けること

お友達にすごく悩んでいる人がいます。家庭の悩みです。ずっとずっと解決しない・・・。「解決できない問題ってこんなにあるんだ?!」と思うくらい365日悩んでいるように見えます。

家庭の事情を聞いていると確かに大変だなと思うことはありますが、でも、話し合うとか、放っておくとか、何かしら前進はできるはずです。そう、思考するのを一旦やめて、”今にいること”で、時間はかかるかもしれませんが少しずつでも解決の糸口が見つかってくるはずなのです。

毎日10分でもいいから、マインドフルネス瞑想を継続してやってほしいなといつも思っています。陰ヨガのクラスで、彼女の体とポーズを見ていて私が思うことですが、肩や首の凝りも激しく、何しろ背中が硬く姿勢が整わないので、きっと思考も相当ぐるぐるとサンサーラの中で抜けれない状態なのだなと想像しています。お友達だからというのもありますが、彼女には悩みなどどこかに吹き飛ばして、幸せを感じる毎日を過ごしてほしいのです。

ロジョンというスローガンを実践していくプラクティスの中に、

When the world is filled with evil, transform all mishaps into the path of Bodhi

というのがあります。スローガン11です。
どんなことが起きても(嫌なことでも)、全て菩薩の道へと変えていきましょう!という意味です。

私は、こんな風に解釈しています。

自分の人生に起きることは全て受け入れるということ。
つまり、自分の人生をきちんと引き受けるということ。

持っているもの、持ってないもの、いいもの、悪いもの、全て引き受ける。どんなことが起きても、自分の人生に起きることは受け入れて進んでいくことです。それは、”寛容な心”を育てることで可能になるようです。まずは、今にいること、起きた出来事にすぐに心を反応させないこと、心のスピードを落とすこと、反応する前に一息置くこと、”ま”を持つことです。

一緒に座りませんか。

写真は、庭で育てている苺。もうすぐ赤くなりそうです。悩んでいても、悩まなくても、苺は赤くなっていきます。

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