with コロナ
今、私たちは、大変な環境に置かれています。未知のウイルスとともに生活をしないといけない状況です。従来のやり方は通用しなくなり、新たな視点や考え方を模索しないといけない。新しい何かと言っても、新しく別のものを生み出していくというよりは、今既に持っているモノ、あるモノをどう使っていくかという創造的な力を発揮することを求められていると思うのです。
コロナにかからないように注意を払ったりするのは当然ですが、その上でどう生きていくか、どう毎日を過ごしていくか、どう仕事をしていくか、どう人生を営んでいくか、などなど・・・2020年の終わり頃からそんなんことを日々考えてきました。
考える・・・というか、考えさせられる場面が多かったと言った方が適切かもしれません。これだ!という答えはまだ現れていませんが、そのヒントは日々の生活の中にあることは間違いないと感じています。
ボーッと毎日を過ごすのではなくて、丁寧に日常生活をすること。丁寧に仕事を積み上げること。ゴールに向かって突っ走るのではなく、日々必要と思われることを繊細にやり遂げていくことなのではないかと思っています。
大事なのは、
既に持っているものを、どう大事にしていくか。
例えば、私の仕事はヨガを教えることです。ヨガで培ってきたスキルや想いが私の中には既に沢山詰まっています。その中身は、古びることなく死ぬまで私の心身に存在する宝物です。それを
どう生徒さんにシェアしていくか
シェアすることで、生徒さんの血となり肉となって、そのスキルは永遠に生かされていきます。
以前のような大人数のスタジオでのクラス開催は自粛しています。zoomでは出来ることと出来ないことがあります。不自由もありますが、それに文句を言っても仕方ない。私だからこそ出来ることがあるのだから、それを一生懸命やる責任がある気がしています。逆に、困難があるからこそ生み出されることもあるでしょう。
外側にある環境のせいにするのではなく、困難があったり、うまく行かないことがあっても、心の安定と着実さ、自分の存在の確かさを常に持って生きていくことは大切だと思うのです。今、世の中で起きてることに不平不満を漏らしても何も生み出さないし、そのストレスを匿名でネットに書き込んでもどんどん貧しい心を育てるだけ。不必要な不安や焦りを持たないよう適切な情報の取得も大事です。
こういう時だからこそ、心を磨き上げた人が次なる良い流れをつくっていくのだと思います。
写真は、お正月に飲んだお気に入りの新潟の日本酒。