シンプルライフというと、
断捨離するようにモノを捨てて、服も数着くらいで持ち物をスッキリさせて、贅沢品は身につけず
質素に暮らしているイメージですが、
結果として、そうなってくるとは思いますが、一番大事はのは、
心のシンプルさ
です。
物理的なシンプルさがあったとしても、精神的な修行とか趣味など何かに執着したりして、心が狭くなってしまっていたら、それはシンプルとは言わないのじゃないかな。
人は、物理的な世界と精神的な心の世界と二つの世界で暮らしていると思うのですが、やはり心のありようがその人の人生を決める幅はとても大きいと思います。権力を持っていても、経済的な富を得ていても、それだけで幸せかというとそうでもないみたい。
大人になればなるほど、持てるものが大きくなって、その分、もっともっとと欲も膨れていく傾向があるように思います。それは、幸せとはまた逆に、苦しみを増発していくものでもあります。何かを手に入れたその瞬間の喜びを除いて、その後はそれが苦になっていくからです。
そのことに私が気がついたのは、ちょっと前のことですが、持ったら持った分だけ捨てていく作業も、同時進行で行うことが必要なのだな、と実感しています。
心のシンプルライフは、シンプルと言えど、不足しているわけではなく、逆に、満ち足りている心を持って日々を過ごすことです。コロナ禍、ライフスタイルを変えた人も多いのではないかと思います。私もその一人です。幸せの価値基準に変化が起こりました。
その新しい価値基準で世の中を見てみると、今まで気がつかなかったことに気づけたり、大したことないと決めつけていた事柄の奥にとても深い意味を見出したり、対象そのものは何も変わらなくても、私の見方や視点が変わることで、私を取り巻く世界が従来より広くなりました。
持ったら持った分だけ手放して捨てること。実践していこう。