私が勉強しているTrue Nature Meditationでは、認定講師が集う勉強会が月1であります。
この勉強会は、毎回発表者がいるワークショップ形式の勉強会です。特定の本を読み進めているのですが、講師陣は順番に発表という試練が待っています(^^;
今月のテーマは、
The present moment
”今ここ”という意味です。
マインドフルネス瞑想をする際にとても基礎的なポイントであり、これがなされないと、瞑想そのものが崩壊します。それくらい大事なものです。
信じ難いかもしれませんが、私たちは、大概は思考の中で生きています。思考で決めた世界に住んでいるというわけです。仕事だって、出世だって、受験だって、学校だって、人が思考で決めたルールの中にあります。株式市場も、経済活動も全部人が思考で決めた出来事であり、お天道様が私たちに与えたものではありません。
だから、私たちは思考のシステムの中に埋もれていると言っても過言ではありません。
良しとされているものも、悪いとされているものも、人の思考を通して決めているだけで、言ってみれば、”我がまま”に物事を見て判断しているだけなのです。
一方、自然のあり方とは、どういう状態でしょうか?
人の思考(我がまま)を通さずに、”ありのまま”の世界はどういうものなのだろう?
人は心を持っていて、その心は一定の癖を持って動いています。
その癖が、自分の主義主張を通そうとして、都合の良いように物事を解釈しているわけです。
あるがままに物事を見ずに、我がままに見ている様子は、曇りガラスを通して外を見ているようなもの。
それでは、本質はちゃんと見れないばかりか、間違った視点を維持したまま人生を過ごすことになります。
それが、満ち足りない心の始まりです。
なぜなら、真の現実に即した行動を取れないから、スムーズにことが運ばないばかりか、周囲との軋轢を生んだりするからです。
皆さんは人生に、満足していますか?
今、この上ない幸せを心の底から感じていますか?
満ち足りていますか?
文句ばかりを言って、毎日を過ごしていないですか?
心の声を素直に聞いて見てください。曇りガラスではなく、きれいに磨かれたガラスを通して。
まず、心をまっすぐ素直に見ることができるか、という問題にあたりますが、
もし、心がなんか違うなと感じるようだったら、今ここにいないということになります。
ありのままの世界を見ていないということです。
ちなみに、来月は私が発表者となってしまいました。
ピックアップする本の章はまだ決めていませんが、頑張りまーす!