行動力の裏側

何かを成し遂げたいのなら、行動しないといけない。でも、行動をすることはそんなに言うほど容易いことではなく、多くの人が躊躇したり、最初の一歩が踏み出せずに悩んでいたりすると思います。

私は、小さい頃から行動派で、頭で考えるよりは行動で経験していくタイプだったので、あまりこの手の悩みは持ったことがなかったのですが、人生で初めて踏み出せないものを感じているこの頃です。

「失敗したら、どうしよう。」

という恐れの感情が支配的になると、どうしても人は保守的になり、動きが取りにくくなります。しかし、実際にその恐怖に打ち勝って前進している人もいるわけで、それは特別な人だけが持つ力というわけではなく、誰でも進んでいく勇気を持つことができると思うのです。

では、どうやったら勇気を持てるの?

直感力もさることながら、土台がある感触とか、「大丈夫。」と思える落ち着きとか、そんなものだと思います。毎日座っていると(マインドフルネスをしていると)、自然と精神の土台ができる気がします。私がマインドフルネスを始めてしばらくしてから感じた感情は、まさに

「私、大丈夫。」

でした。

マインドフルネス・メディテーションを学べる師に出会った時期は、偶然にも大きな不安や悩みを抱えた時でした。だから、最初は座っているだけで、あーしようか、こーしようかと未来のことばかりが思考としてやって来て、たった5分間の間に、何度呼吸に戻る動作をしたことか。

ただ、何もしないで座って、今に心を行き渡らせることをするだけで、何かが明確になり、「大丈夫。」がやってきます。行動力の裏側には、必ず、土台となる見えない勇気が潜んでいると思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

post date*