生徒さんがいるから存在する私

とある瞑想クラスのサンガでのお話。
先生方たちのお話の中で、こんな話がありました。

ある先生は、教えるときに、どうしてもエゴが出てしまうと。
学ぶことがすごく好きなので、自分が学びたい!という意識がとてもティーチングに出てしまうとのこと。

「純子ちゃんは、ヨガ教えながらどう?」
と聞かれて、どうだろう?と振り返ってみました。

ヨガを教えて15年が経つかな。おそらく、最初の頃はまだまだ自分が学びたい!自分が体を動かしたい!というのが大きかった時もあったと思います。ただ、どこかでそれは知らず知らずのうちに超えていて、現在は教えることに集中していて、生徒さんを第1に見ていると自覚しています。

もちろん、足りないところはあるとは思いますが、少なくとも、矢印は自分ではなく、生徒さんに向いていると思います。

ただ、どこでそのエゴの意識を超えたのかな?と考えると、経験を積んで自信がついて余裕ができたとも言えるのですが、自分だけで超えたのではないかもとも思います。

生徒さんが育ててくれた。

そんな感覚がとてもあります。
一人では成長できないのは、長い間教える仕事をしていると気づいてくることです。

先生は、生徒さんに育てられるんだ。

ということです。

生徒さんがまっすぐ私を信頼してくれて学んでくれることで、私も心を撃たれて返そうとする。その循環と繰り返しでここまできたと思います。
ずっと一緒に学んでくれている生徒さんががいるから、私がそこに在ることができます。
一定期間後に成長して巣立っていかれる方もいますが、時々顔を出してくれたり、SNSやメールなどでメッセージをくれる、私よりもずっと大人で素敵な生徒さんたちが、私を見守ってくれていると感じることが、私が満ちている所以だと思います。

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