ヨガのゴールは瞑想と同じ

NY発信のOpen Heart Projectで、年末の6日間に六波羅蜜の講義クラスがありました。私は時差の関係でリアルタイムの参加は無理だったのですが、アーカイブで視聴しまして、この機会に六波羅蜜の復習をしていました。
その時、お話ししてくださった先生の一人がヨガスートラのことを言及していて、「ヨガは瞑想だよね」という主旨のお話をされていて、「そうだよね!」と改めて思いました。

改めて、ヨガスートラ(英語版)を開いてみると、ヨガのゴールが示されています。

YOGAS CITTA VRTTI NIRODHAH

(The restraint of the modifications of the mind-stuff is Yoga.)

「心の作用(動き)を止滅(抑制)することがヨガなのだ!」とあります。「止滅」という定義は正しく学ばないと誤解を招きそうだなと思いつつも、心へのアプローチがヨガだよ、とはっきり言っています。さらに、スートラの真髄を理解するにはこれで十分であり、残りのスートラはこれを説明しているだけにすぎないとも言っています。

つまり、ヨガの最終目的は、心を平和に、静かに鎮めることなわけです。瞑想と同じです。

私たちは、アーサナをすることでヨガ体験をスタートさせますが、その手順は8つあって(八支則といいます)悟りの前には瞑想があります。ということは、やはり、体を動かすことを楽しむヨガに留まらずに、本当の意味でヨガを体験するためには瞑想は不可欠ということになります。

しかし、正直、心に向き合うのは大変なこと。逃げたくなる人、実際に逃げてしまう人も少なくないでしょう。だから、適切な先生に出会って、適切なダルマ(教え)に出会って、いい仲間に巡り合うことが、きちんと心の訓練を続けていくためには不可欠なのです。そして、自分に素直にならない限りは、この出会いはやってこないかなとも思います。

幸せなことに、私は2016年にこの3つ(三宝)に出逢いました。そこから、ヨガの旅に心の訓練が加わりました。ヨガの旅はまだまだ終わりません。心はなかなか手強いですが、私の中で一つ確信となっているのは、自分が進んでいる道に迷いがないということです。「自分のヨガに終わりがない。」というこの感覚が、一心を貫く勇気になっているとも言えます。

2024年の道は、どんなふうに出来上がっていくのでしょうか。皆さんと一緒に歩んでいきたいと思います。

今年もよろしくお願いします。

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