感情に取り組む

瞑想の勉強を本格的に開始してから8年目になります。もう8年!?と感じる一方で、「まだまだだな。」と自分の至らなさを反省する場面も多々あります。心について学ぶこと、心と対峙すること、心の器を広げることは、そう簡単ではないな、と改めて思うこの頃です。

このところ、個人的に大事にしていることは、感情に取り組むことです。

マインドフルネス瞑想をしていると、色々な思考が出てきますが、私の思考には100%と言っていいほど感情が織り交ぜられています。座っている時、ランダムに色々な思考が出てきて、時にそれに対する苛立ちを覚えると、体がこわばってくるのがわかります。イライラした感覚やこの想いを消し去りたい気持ちに駆られます。側から見ると静かに座っているように見えると思いますが、中身は一生懸命奮闘していることも多々あります。

Pema Chodron曰く、

感情とお友達になりましょう!

と。

嫌な感情を消し去ろうとすればするほど、苦しみのドツボにハマるそうです。その感情はどんどんエスカレートして私たちの正気を失わせていきます。感情的になりすぎて失敗した例は誰にでもあるでしょう。感情はとてもパワフルで、扱い方を気をつけないと人生を壊す原因にもなりかねません。

感情に取り組むことは、瞑想中だけの話ではありません。むしろ、日常生活の中で実践させることの方が多いでしょう。マインドフルネス瞑想は、穏やかな方法で感情に囚われたり、執着することから自分を引き離してくれます。アンガーマネジメントの一つの手法としてマインドフルネス瞑想が使用されるのも理解できますね。

自分の感情とのお付き合いが上手でない人は、是非、一緒に座ってみませんか。

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